「海外旅行保険は必要だけど、別途加入するのは手間だし、費用もかかる」と悩む方は多くいます。手間暇を考えると、クレジットカード付帯の海外旅行保険は有効な選択肢です。この記事では、クレジットカード付帯の海外旅行保険のメリットや補償内容、選び方を詳しく解説します。
記事を読めば、追加の保険料なしで充実した補償を受けられます。簡単な手続きで、安心して海外旅行を楽しみましょう。
クレジットカード付帯の海外旅行保険のメリット

クレジットカード付帯の海外旅行保険の主なメリットは以下のとおりです。
- 保険料がかからない
- 旅行のたびに申し込み手続きをする必要がない
- 複数のクレジットカードを所持して補償額を増やせる
» クレジットカードの基本的な使い方や使用方法などを詳しく解説
保険料がかからない
通常の海外旅行保険では、旅行期間に応じた保険料を支払います。通常、5日間の旅行では3,000〜5,000円の保険料がかかりますが、カード付帯保険なら無料です。費用が不要になるため、余った分を旅行資金に回せます。
旅行のたびに申し込み手続きをする必要がない

クレジットカード付帯の海外旅行保険で省ける手続きは以下のとおりです。
- 保険期間の設定
- 申込書の記入
- 保険料の支払い
- 保険証券の管理
- 更新手続き
カード付帯の保険なら、急な海外出張でも煩わしい手続きは一切必要ありません。クレジットカードを持っているだけで補償が受けられます。24時間365日いつでも保険が適用されるため、スケジュール変更にも柔軟に対応できるのが特徴です。
複数のクレジットカードを所持して補償額を増やせる
複数のクレジットカードを所持することで、補償内容をさらに充実させられます。治療費用や携行品損害など、補償額の上限を引き上げることが可能です。1枚のカードでは治療費の補償が200万円までの場合でも、2枚のカードを組み合わせれば400万円まで補償を受けられます。
ただし、死亡・後遺障害の補償は合算できません。2枚のカードを持っていても、最も高い補償額が上限になります。3枚以上のカードを持っている場合も同様です。治療費用や携行品損害などは、発生した損害額を上限に合算できます。カードの特徴を把握し、必要な補償内容に応じて組み合わせを検討しましょう。
クレジットカード付帯の海外旅行保険の補償内容

クレジットカード付帯の海外旅行保険の主な補償内容は以下のとおりです。
- 死亡・後遺障害補償
- 治療費用補償
- 賠償責任補償
- 携行品損害補償
- 救援者費用補償
- 航空機遅延補償
死亡・後遺障害補償
死亡・後遺障害補償は、海外旅行中の事故による最も重大なリスクに備える補償です。事故によって死亡した場合や後遺障害が残った場合に保険金が支払われます。補償額は一般カードで1,000〜2,000万円、ゴールドカードで3,000〜5,000万円が一般的です。
後遺障害の場合、重症度に応じて保険金額が決まります。両目を失明した場合は補償額の100%、片目を失明した場合は60%といった具合です。補償の対象は、交通事故や転倒などの予期せぬ事故に限られます。病気による死亡は対象外になるため、別途保険の加入を検討する必要があります。
治療費用補償

海外での医療費は非常に高額です。アメリカでは風邪の診察だけで10万円以上、入院を伴う手術なら数百万円かかる場合もあります。治療費用補償は、高額な医療費を補償してくれます。対象となるのは、けがや病気の治療費、入院費や手術費、医師の往診費などです。
補償額は一般カードで50〜100万円、ゴールドカードで200〜300万円が一般的です。歯科治療や持病の悪化は対象外になる場合があります。カードによってけがと病気の補償額が異なる場合もあるため、事前に確認が必要です。高額な医療費に備えるため、補償額の十分なカードを選びましょう。
賠償責任補償
賠償責任補償が必要となる主な事例は以下のとおりです。
- ホテルの備品を破損する
- レンタカーで事故を起こす
- 他人にけがをさせる
- ショッピングで商品を壊す
- スポーツ中に事故を起こす
補償額は一般カードで1,000〜2,000万円、ゴールドカードで5,000万〜1億円が一般的です。海外では思わぬ高額請求を受ける場合もあるため、十分な補償額を確保しましょう。示談交渉サービスが付帯しているカードを選べば、賠償事故の際も安心して対応できます。
携行品損害補償

携行品損害補償は、旅行中の荷物の盗難や破損を補償する制度です。スーツケースやカメラ、スマートフォンなど、旅行中に持ち歩く物が対象になります。1個当たりの補償上限額が設定されているケースが多く、高額な携行品は十分な補償が受けられない場合があります。現金や有価証券、クレジットカードは補償対象外です。
盗難の場合は警察への届け出が必要で、破損の場合は修理見積書が必要になります。補償額は一般カードで15〜30万円、ゴールドカードで50〜100万円程度が一般的です。貴重品は機内持ち込みにするなど、慎重な管理が必要です。自己負担額が設定されているカードもあるため、事前に確認しましょう。
救援者費用補償
救援者費用補償で支払われる主な費用は以下のとおりです。
- 救援者の航空券代
- 現地での宿泊費
- 遺体の日本への搬送費
- 現地での交通費
- 捜索・救助費用
補償額は一般カードで100〜200万円、ゴールドカードで300〜500万円が一般的です。3日以上の入院や死亡事故が対象になりますが、カードによって補償条件は異なります。家族特約付きのカードであれば、家族の救援費用も補償対象です。長期の入院や遠隔地での事故に備えて、十分な補償額を確保しましょう。
航空機遅延補償
航空機遅延補償は、予定していた航空機に搭乗できなくなった場合の費用を補償します。出発時の遅延や欠航、到着時の手荷物遅延など、さまざまなトラブルに対応します。一般的に4時間以上の遅延が対象です。遅延が原因で発生した宿泊費や食事代、必需品の購入費用などが補償されます。
補償額は1回の遅延につき1〜3万円程度が一般的です。遅延証明書の取得や領収書の保管が必要になるため、手続き方法を事前に確認しましょう。カードによっては国内線も補償対象になるため、国内旅行でも活用可能です。
クレジットカード付帯の海外旅行保険の選び方

クレジットカード付帯の海外旅行保険の選び方を以下に沿って解説します。
- 保険が適用される条件
- 補償額
- トラブル時のサポート内容
保険が適用される条件
保険の適用条件は、カードによって大きく異なります。自動付帯の場合は、カードを持っているだけで自動的に保険が適用されます。利用付帯の場合は、旅行代金の一部をカードで支払うなどの条件を満たさなければなりません。出発前の手続きを忘れると補償を受けられないケースもあるため、事前の確認が重要です。
海外赴任や留学など長期滞在の場合は、補償期間が90日以内に制限される場合があります。補償期間を超えて滞在する予定がある場合は、別途保険への加入を検討しましょう。年会費の支払い状況や有効期限も確認し、補償に漏れがないよう注意します。
補償額

補償額を選ぶ際の主なポイントは以下のとおりです。
- 渡航先の医療費の水準
- 滞在期間の長さ
- 予定しているアクティビティ
- 携行品の価値
- 同行者の有無
アメリカやヨーロッパなどの医療費が高額な国への渡航では、十分な補償額を確保しましょう。一般カードよりもゴールドカードの方が補償額は高くなりますが、年会費とのバランスも考慮して選びます。複数のカードの組み合わせで、必要な補償額を確保することも可能です。
トラブル時のサポート内容
海外旅行中のトラブルに対応する主なサポート内容は、以下のようになります。
- 24時間年中無休の電話相談
- 日本語による医療機関の紹介
- 医療通訳サービスの提供
- キャッシュレス医療の手配
- 保険金請求のサポート
重要なのが、キャッシュレス医療サービスです。海外の医療機関では治療費を一旦立て替える必要がありますが、立て替えることなく治療を受けられます。提携医療機関が多いカードを選べば、万が一の際も安心です。24時間体制の日本語サポートがあれば、言葉の壁を感じることなく対応可能です。
クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用する手順

クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用する手順を詳しく解説します。
旅行前
旅行前の準備には、カードの有効期限と年会費の支払い状況を確認しましょう。期限切れや未払いがあると、保険が適用されない可能性があります。利用付帯の場合は、航空券や宿泊費などの支払いを該当のカードで行い、補償条件を満たしましょう。緊急時の連絡先は、必ずスマートフォンに保存します。
インターネットが使えない状況も想定し、紙の控えも用意しておくと安心です。持病がある場合は、英文の診断書を準備しましょう。保険会社のアプリをダウンロードしておけば、オンラインでの保険金請求もスムーズに行えます。パスポートのコピーや保険証券も忘れずに準備してください。
旅行中

海外旅行中に病気やけがをした場合は、速やかに保険会社に連絡しましょう。24時間対応の電話窓口では、日本語で相談できます。近くの医療機関の紹介やキャッシュレス医療の手配など、必要なサポートを受けられます。緊急性が高い場合は、現地の救急車を呼び、治療後に保険会社に連絡するのが原則です。
盗難や事故の場合は、警察や航空会社に届け出を行い、証明書を入手します。書類は保険金請求に必要です。治療費の領収書や診断書も必ず保管しましょう。スマートフォンで写真を撮っておけば、紛失のリスクも減らせます。高額な治療費が必要な場合は、保険会社への相談で、支払い方法の調整も可能です。
帰国後
帰国後の保険金請求に必要な主な書類は以下のとおりです。
- 保険金請求書
- 治療費の領収書
- 医師の診断書
- 事故証明書類
- パスポートのコピー
保険金の請求は、原則として事故日から30日以内に行う必要があります。請求書類は漏れなく記入し、必要書類をすべて添付します。不明な点がある場合は、保険会社のサポートデスクに相談しましょう。
オンラインでの請求が可能な場合は、スマートフォンで撮影した書類のアップロードで、手続きを簡略化できます。請求から保険金の支払いまでは、通常2〜3週間程度かかります。
クレジットカード付帯の海外旅行保険に関するよくある質問

クレジットカード付帯の海外旅行保険に関するよくある質問は、以下のとおりです。
- クレジットカードによって保険金額は違う?
- 渡航先からの問い合わせは日本語で対応してもらえる?
- 任意加入の海外旅行保険と併用するべき?
クレジットカードによって保険金額は違う?
クレジットカードの種類によって、補償内容や保険金額は大きく異なります。治療費用の補償額は一般カードで100万円程度です。ゴールドカードでは300万円以上、プラチナカードでは無制限のケースもあります。年会費は高くなりますが、海外旅行の頻度が高い方は手厚い補償のカードを選びましょう。
複数のカードの組み合わせで、より充実した補償の確保が可能です。保険内容は定期的に見直されることがあるため、最新の補償内容を確認する習慣を付けましょう。
渡航先からの問い合わせは日本語で対応してもらえる?

ほとんどのクレジットカードでは、海外からの問い合わせに日本語で対応するサービスを提供しています。24時間365日体制で、日本語を話すスタッフが常駐しているため、言葉の壁を感じずに相談が可能です。医療機関の紹介や予約の代行、通訳サービスの手配など、現地でのトラブル解決を幅広くサポートしてくれます。
緊急時のために、現地の救急車や警察の番号も控えておきましょう。一部の地域では電話がつながりにくい場合もあるため、メールやチャットなど、代替の連絡手段も確認してください。スマートフォンの充電切れに備えて、サポートデスクの電話番号は紙に書き留めましょう。
任意加入の海外旅行保険と併用するべき?
カード付帯の保険を任意保険と併用するかどうかの判断ポイントは以下のとおりです。
- 渡航先の医療費水準
- 滞在期間の長さ
- 予定している活動内容
- 持病の有無
- 同行者の状況
保険の併用は、旅行の内容によって判断が分かれます。医療費が高額な国への渡航や危険を伴うスポーツを予定している場合は、任意保険の追加を検討しましょう。持病がある場合や高齢の方は、カード付帯の保険では補償対象外になることが多いため、任意保険への加入をおすすめします。
まとめ

クレジットカード付帯の海外旅行保険は、追加の保険料なしで充実した補償を受けられる便利なサービスです。カードによって補償内容や条件は大きく異なります。自分の旅行スタイルに合わせて、適切なカードを選ぶことが重要です。クレジットカードの充実した補償内容で、安心して海外旅行を楽しみましょう。
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